アナタの歯のホームドクターを目指します。

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院長のコラム

歯が抜けてしまったら

先日、お寺の和尚さんの話を聞く機会がありました。その和尚さんの発音はもごもごしていて、明らかに入れ歯が合っていないとわかりました。

同じ話すのが商売でも、落語家さんは違いますね。ご高齢の落語家さんは、文字通り歯のない方もいらっしゃると思いますが、入れ歯のケアはしっかりされているようです。

多くの歯が抜けても入れ歯も入れずにそのままという方もいらっしゃいます。そう言う場合、ただ見ただけの問題、あるいはしゃべりにくい、というだけではありません。実は全身健康にも悪影響を及ぼすのです。最近のある研究では、残っている歯が0から9本で入れ歯を使用していない人は、重度の身体的な機能障害を有する可能性が高く、知的活動が少ないことが明らかになりました。

では一番奥の大臼歯が2本抜けてしまった場合はどうでしょうか?別に他のところで噛めば問題ないと思われるかもしれません。実は2本欠けただけでも全身健康に大きく影響して来ることがあるのです。まず、噛むときは歯が欠けていない側で咬むようになるので顎がずれてきます。また、咬む力を奥歯で支えきれなくなるので、顎関節症になりやすくなります。また、かみ合う歯がだんだん飛び出て来るので歯並びが乱れてくる、などです。ほかの全身健康にも悪影響を及ぼしますが、別に痛くないからとそのままにしている方も多いようです。

歯が2本欠けただけでも全身健康に影響を及ぼすことを患者さん自身が実感出来る体験方法を、大阪大学名誉教授丸山剛郎先生が考案しました。歯科医師なら誰でも簡単に出来る手法ですが、秘伝のネタバレになるのでここでは明らかに出来ません。

実感してみたいと思われる方はお気軽に当院にご来院ください。

別に実感してみなくても、歯が抜けてそのままなことは健康によくないことは明らかなので、早めの歯科受診をお勧めします。

歯が抜けた場合の治療法として、大きく分けて3つの治療法があります。

インプラント、入れ歯、ブリッジ です。

インプラントは顎の骨にドリルで穴をあけるので怖いし、ブリッジもちょっとという方には義歯をお勧めします。

義歯は違和感が強くて嫌だ,あるいは入れ歯のばねが目立つから嫌と思われる方もいらっしゃるかもしれません。実は保険の入れ歯より軽くて、ばねがなくて審美性に優れ、裏側を柔らかく加工していて痛みが出にくく外れにくいという入れ歯があるのです。

コンフォート義歯です。それについてはまたの機会に詳しくお話出来ればと思っております。

 

 

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