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院長のコラム

院長のかみ合わせ体験記

当時私はひどい40肩だったか50肩だったかに悩まされていました。腕が自由に上がらないので、いつもは着られた服も着られない有り様でした。仕事に影響があるといけないので、整形外科クリニックのリハビリテーションセンターに通いましたが改善の気配がありませんでした。そういったときに、私の師匠の大阪大学名誉教授丸山剛郎先生のセミナーに出席し、被験者の一人としてかみ合わせの記録をとって頂きました。そのかみ合わせの記録を外さずしばらくそのままはめておいたら、なんと2時間位で肩がほぐれてきて治ってしまったのです。これにはびっくり!これは丸山咬合療法は間違えない!と確信しました。

その丸山咬合療法とは何かというと、大阪大学名誉教授丸山剛郎先生が開発した咬合療法で、かみ合わせのずれを是正することにより、結果的に全身健康が促進され、不定愁訴が改善されたりするという大きな特徴があります。

そもそもかみ合わせのずれとは何か?日本咬合学会の調べで、日本人の9割に多かれ少なかれあごずれがあることが判明しました。何を基準にずれているかというと、体の重心に対してです。

ご承知の通り顎は上顎と下顎があります。上顎は頭蓋骨につながっていますが、下顎は実は顎関節を介して頭蓋骨にぶら下がっているのです。その下顎は体の様々な動きに伴って、振り子のように動いて体のバランスをとっているのです。その下顎が体の重心に対してわずかでもずれていたらその歪みが頸椎から腰椎に及び、結果肩こり腰痛等が起こってくるのです。

先の丸山剛郎先生は、患者さんを診ただけでかみ合わせのずれ、そしてどう是正するかすぐに判断されますが、他の歯科医師はそういうわけにいきません。患者さんの歯の型をとり、模型上で精密にかみ合わせ等を分析します。その他パノラマレントゲン検査、場合によりCT検査、顔貌、姿勢、問診等様々な角度から診断を行い、かみ合わせのずれの診断、治療方針の決定を行います。

かみ合わせは、例えば義歯を新しく作れば簡単に良くなると思う方もいらっしゃるかもしれませんが、アゴの位置は多くの場合そのずれた位置で固まっており、簡単にはよくなりません。かみ合わせのずれの是正には基本的に大阪大学名誉教授丸山剛郎先生が開発したMFA(マンディブラーフィキシングアプライアンス)という特殊なマウスピースを製作し、患者さんに使ってもらいます。

私の肩凝りがかみ合わせの是正で治ったように、私も一人でも多くの患者さんのかみ合わせを是正し、結果的に快適な生活を送るのをサポート出来ればと日々精進しています。

 

 

 

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